前のページへ            今までの全行程           紀伊半島北部            次のページへ

真田の抜け穴

和歌山市を離れ、高野山を目指し、内陸部に進んだ。ここ数年、紀伊半島の海岸に沿って歩いて来たので、海から離れることにややなごり惜しさが感じられる。左右に山を見ながら進んで行くと、高野山への入口の九度山に着いた。九度山は、17世紀初頭に真田幸村が徳川家康の命により軟禁されていた場所。彼は、大阪城に脱走し、豊臣秀頼の軍に入り、徳川家康の軍と戦った。その九度山には、真田幸村が大阪城に脱走する時に通り抜けたとも伝えられるトンネルがある。解説版によると、諸説あるが、どうも大阪城までつながっていたとの説は、作り話の様だ。しかし、ロマンのある話は大げさな方が興味が湧いてくる。おもしろい!