関ヶ原古戦場
大垣市より関ヶ原方面に向かい国道21号線をひたすら歩き、関ヶ原町に入って間もなく左側の山側へ小道を少し登ると、徳川家康初陣地跡がある。「桃配山(ももくばりやま)」という小高い場所にあり、木々の間からは農地やその向こうに東海道本線も見える。史跡を示す石碑のある場所は、木々が茂っており、戦陣を設けたイメージは描き難いが、下の平地部の見晴らしが良く、陣地としては適した所だったのだろう。関ヶ原古戦場としては、この他に徳川家康最後陣跡や石田三成陣跡など多数の陣跡がここら一帯にある。「関ヶ原の古戦」とは、西暦1,600年に、徳川家康が率いる東軍と石田三成が率いる西軍が、濃い霧の中で各陣地で様子を見ながら待機をしていて、霧が晴れた途端に戦が始まり、数時間の間に東軍の勝利となった大きな戦である。400年以上前に、大勢の侍達がここに集まり、待機をしていたかと思うと、林の奥からタイムスリップした侍が出てきはしないかと期待をしてしまう。