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磯間岩陰遺跡
朝のまだ暑くなる前に歩を進めて行くと、道路端に小さな案内看板があった。遺跡の名前が書かれており、数十メートル程度で近そうである。興味が湧いたので、行ってみることにした。民家の間の小道を案内表示に沿って行くと、数メートルの崖下に、雨が降ってもかからない程度のノッチ形状の場所があった。説明板もあり、ここが遺跡現場であることがわかる。それによると、古墳時代の石棺が埋葬されていた場所だとのこと。それにしても、夏の朝だけあって、蚊がものすごくたくさん飛んでいる。腕も首も多数箇所が刺され、目の前にも飛んで来るし、耳元でも羽音がするしで、たまったものではない。ゆっくりと思いを馳せるどころではなく、急いで三脚をセットし、写真に映り、そそくさとその場を去った。