清洲城
名古屋駅を出発して4時間余り歩き、清洲公園で一休みした。真夏の太陽が照りつける午後、藤棚の下のベンチで涼んでいると、気持ちの良い眠気に襲われた。30分程度居眠りをしただろうか、公園の横にあるお城を眺めると古さは感じられず、現代の住宅地に調和した美しさを感じる。およそ500年前は織田信長が権力を振るう拠点であったが、徳川家康により名古屋城にその機能が移され、取り壊されたという。30年前の平成元年に復元され、地域のシンボルとなり、親しまれている。当時としては大規模な建築物であり、さぞかし威厳があったことだろうが、現在は平和的な穏やかな印象を受ける。